あまりにも有名な古典。解析力学まで網羅している。ハミルトニアン・ラグランジアンの議論は丁寧で明快。ただ分厚い本であるので最後まで読み通すのが難しい。一通り勉強し終わった後読み直すのに適している。
解説・例題・演習問題で構成されている。例題は基本的な問題が厳選されており効率的に学べる。解説も丁寧で初学者にお勧めである。
高校と大学の間のギャップを埋めるべくかかれている。著者は予備校の講師であり、高校物理についても熟知している。普通の人間はいきなりランダウなどを読んでも全く理解できない(断言)ので、最初はこういうものから始めた方がよい。高校時代に物理を選択していなかった学生には特におすすめ。
後半の惑星運動の項がおすすめ。物理学の歴史・エピソードの紹介は面白く、ついつい本文をとばして読んでしまう(笑)読み物調だが、明快な説明と充分な演習問題がついており、教科書としても実用に耐える。
「なっとくする」シリーズの一冊。このシリーズ全体にいえることだが、本格的な勉強を始める前の肩ならしとして、また全体をすばやく学習し、俯瞰してみるのに非常に便利である。
マサチューセッツ工科大学の名を冠した教科書。アメリカの教科書らしく導入が非常にうまい。また図や写真の多様、プラグマティックな記述態度も同様である。質が高いと同時にわかりやすく、力学を学ぶ意義を再発見できる。
アメリカ産。豊富なカラー写真や精巧なイラストが美しい。また章始めの導入がうまい。例えば「ナイアガラの滝に飛び込んだらどれだけの速さで水面に突入するのか?」など。無駄に写真までついてます。最後にはちゃんと解答(?)もある。論理的に軽快な展開と章立てで、アメリカの底力が遺憾なく発揮されています。
初学者に優しい教科書。速度・力・加速度のみならず、微積やベクトルまでこれでもかと言うほど丁寧に解説している。ランダウなどの「美しい」教科書とは好対照をなすが、こちらの方が教育書としては数段優れていると思う。ランダウは観賞用(笑)
高校物理との連続性に重点を置いている。難しい数学は使わない方針のようで、当然マックスウェル方程式はでてこない。高校で物理を選択しなかった人におすすめ。
最小限の数学を用いて、静電気学と動的な電磁気学現象を説明している。教養課程ではこの程度が出発点でしょう。物理系学科ではもう少し高度になりますが……。
図を活用し概念が理解しやすいよう工夫されている。数学は最小限に限定し、入門書的役割である。マックスウェル方程式は積分型しかでてこない。
有名な砂川先生の本。近接作用を念頭に電磁気学が体系的に説明されている。数学は教科書内で解説されているが、コンパクトにまとめてあるため、それだけで理解するのは難しい。物理数学の他書を参照。数学に抵抗がない人にとっては非常に面白い教科書。
ランダウ=リフシッツの理論物理学教程のなかでも珠玉と言われる一冊。電磁気学がローレンツ変換に対して普遍であることからわかるように、電磁気学は特殊相対論を含んでいる。というわけでこの本は電磁気学にもかかわらず特殊相対性理論から始まる。その後、解析力学に習って変分原理からマックスウェル方程式を導出する。特殊相対性理論(できれば相対論的量子力学も)学び終わってから読むとその構成の緻密さと大胆さ、明快さに感嘆する。ただしこれで場の古典論を学ぼうと言うのは無謀である。他書で学んでから読むことを強くお勧めする。(といっても物理学科の学生は憧れで買ってしまうんだよねぇ)
解析学の古典。数学科にとっては基本。他学科にとっては上級にあたる。数の定義(デデキント切断とか)から始まり、関数、微分(含む偏微分・テイラー展開)、積分、無限級数、複素関数論、フーリエ解析と進む。いわゆる古典的名著で記法や言葉使いが古い面がある。このあたりは趣味の問題であろう。
定番演習書。解説も詳しく、問題も基本的・典型的なものを押さえている。
古い本ではあるが、詳解の名に恥じぬ解説と、収録された大量の問題は今でも有用である。少々高いが手元に一冊置くことをすすめたい。
線型代数では行列計算や対角化はすぐにできても、その意味するところまではなかなか理解しづらい。本書ではその概念を理解できるよう構成されている。
例題が豊富であり、例題を解いていく中で自然に線形代数が理解できるように設計されている。
数学書的な定理・証明の繰り返しではなく、問題を通して定理の使用法を学ぶと言う構成法になっている。本書で学んだ後本格的な教科書を読むと、定理等の関係が非常にイメージしやすい。
定番演習書である。問題の難易度や数が適切で、解説も詳しい。
力学や電磁気学の具体的な問題をあげ、それを解く数学とはどういったものかを説明する。読みやすい文体で、初学者におすすめである。
マスターすると強力な手法となる複素関数。本書は図を多用し初学者に理解しやすいよう配慮されている。
独特の口語調。好き嫌いが分かれそうだが、これはこれで面白い。物理数学の一通りを網羅しており、式変形もそれなりにやっている。初学者が最初に物理数学の全体を俯瞰するのに最適。
微積・線形代数といった比較的初歩的な内容。応用例も高校から教養課程程度。説明は平易でわかりやすい。演習問題がユニークで「……を説明せよ」というものが多い。
理学・工学に使う数学の中でもっとも重要な微分方程式の入門書。使いやすい。
丁寧で明快な説明。初学者におすすめである。フーリエ展開や偏微分方程式なども含む。物理例も多い。一般に物理数学というとこのあたりのことであろう。
複素関数論、べき級数、微分方程式、特殊関数などシュレディンガー方程式を解くための数学に特化した本である。目的が明確なためコンパクトで、「とにかくシュレディンガー方程式を解きたいんだ!」という人におすすめ。
化学の超定番本。化学でわからないところがあったらとりあえずアトキンスをひこう。物理化学は純粋な物理とだいぶ違うところもあるので物理よりの人にとっても有用である。化学・生物の人にとっては言うまでも無い。
生物の超定番。まず20000円という定価とその重さにびびるが、5000円の上下組みを二個買ったと思えば安いものである。一部では人を殺せると噂されるその重量もダイエットのつもりになれば軽い(リュックにいれると肩が痛くなるが……)
量子力学の本の中で一番のお勧めである。初学者にはわかり辛い量子力学の原理が明快な理論と丁寧な説明でくっきりと描き出されている。特に上巻は珠玉。シュレディンガー方程式や運動量演算子なども本書では与えられた仮定ではない。また演習問題が豊富でよく考えられているのも本書の特徴である。経路積分やベルの不等式、ERPパラドックスなどの他の教科書では扱われない内容も含んでいる。井戸型ポテンシャルや反射透過問題などは巻末に簡単にまとめられている。ただし読者はこれらについてはすでに知っていることが期待されているので、他書で量子力学の初歩を学んでから移行するべきであろう。
上で取り上げた現代の量子力学の問題解説集。あると便利な一冊である。
いわゆる標準的教科書。可もなく不可もなくといったところだが、古い本のため、人によっては読み辛く感じるかもしれない。物理学科の場合、何故かそれでも読む人が多い。古典名著効果だろうか。
ゴム弾性などで世界的に有名な久保亮五の演習書。物性分野ではあまりにも有名な古典。英訳され世界中で用いられている。熱統計力学のほとんどすべての問題が網羅されており、これをこなせば熱統計力学についての十分な知識が身につく。ただ最後までやりとおせる場合はほとんど無いが……
理想気体から強磁性体まで明快かつ丁寧に解説している。印刷や製本も綺麗でわかりやすい。
大学院での研究や進学のアドバイス、研究室紹介と合格体験記、Q&Aなど。大学院問い合わせ一覧と入試データは多数の院を受ける人にとっては便利。
全国の大学院の入試情報を掲載した網羅的な一冊
黄色くて分厚い例の本。大学院受験者のほとんどが購入するが、結局は最後まで出来ない。辞書的に使うのが賢いやり方であろう。
黄色くて分厚い例の本2.これまた大学院受験者のほとんどが購入するが半分も解かない。どうせやれないから買うなという過激派もいるが、無いと不安になるという一冊でもある。
黄色くて分厚い(?)例の本語学編。語学と銘打っているが、英語以外の独語や仏語には解答が無い。
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